高専を選択する難しさ ‥‥3

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

高専3年生まで頑張れば何とかなるか?

仮に何とか3年に進級し、その学年の定期試験で赤点(60点)を取りながらも追試等(追試が無い教科も多数)で乗り越えて続ける事ができれば<高卒と同等の学歴が得られるのか?>

5年生までは無理だと自覚しせめて進路変更が可能な様に高卒の資格は欲しい
‥‥そう考えるのは当たり前・・担任にその点を踏まえ聞いてみると、受験時に考えもしなかった説明を受け驚愕した。

3年生の学年末で40点以下の教科を4単位(4教科では無いです)以上取った場合、退学を申し出たとしても3年生の終了課程修了が取れないと言うのです。

つまり、上記の基準を満たさなければ3年の3月の時点まで頑張っていても3年で取得した全教科の単位はゼロになります。 3年から4年への進級には仮進級制度も無いためこの時点で留年する学生も多く退学者が多い理由がこれにあたります。

この事が何を意味するかと言いますと・・・
「3年の3月まで在籍していても高等課程修了の証明はもらえない」事を意味します。
私は3年まで在籍できれば高等課程修了は貰えるものだと思っていましたので驚きました。

3月時点で高卒の証明が貰えないという事は、4月から進路変更して進学や就職する事はできません。 これは物凄くリスクがあります。

3年生の全単位が取れないとなると、不足している教科を年に2回ある高卒認定試験(8月・11月)を受験し高専で取得している単位と合わせて翌年(1年浪人する事になります)大学や専門学校に受験するか? その年の公務員試験を受けて就職するか?という選択に迫られます。

もちろん3年の3月にそのような事態にならぬよう頑張って勉強し、3月に退学するつもりで(終了課程を貰う前提)専門学校や大学への進学に切り替えるのがベストですが、その様な方法を取れる学生はそもそも悩まないわけです。

大抵はそこまで考えず、ましてや40点以下の教科により終了課程まで貰えない事実にいきなり向き合う形になり困惑するケースが多いと思います。

続く

スポンサーリンク