高専退学からその先へ・・完

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こうしてブログに書けるのも「ひとやま超えたから」なのでしょうが、いつになっても安心という事はなく親だからこそ心配な気持ちがつきまといます。

退学し高認を取り「専門学校への進学」を決めた子供は学生専用の寮に入ることになりました。本人は、アパートを借りて自炊をしたいと希望をしていましたが夫婦の判断で寮での生活にしました。

金銭的な部分と正直性格的に自己管理という面で親として十分だとは思えなかったので、本人との話し合いの中で数件実際に物件を見て決めました。

幸い、推薦合格で大学受験のお子さんよりも早く動けたため苦労せずに寮を決めることができたこともありますが・・

実際に通い始めてからは、バイトと勉強との両立にはとても心配しました。潤沢な小遣いを持っている学生は、社会人の様に「お金をかけて遊ぶ」らしく、遊ぶお金のなかった我が子は友達付き合いにも多少悩みがあったようで、葛藤があったようです。遅刻や欠席など誰もが通る悩みを経験しながら周囲に助けられながらなんとか卒業できました。

高専を退学することで、同じ空間で5年過ごすことでしか見えない枠から超えて「様々な価値観を持った人に出会えた」経験は本人を成長させるスパイスになったと思います。

けれど、就職活動に関しては高専の様に「いくらでもある」と言う状況とは程遠く、学校側との面談の際に魅せられた資料をみてとても複雑な思いになりました。

現在は、紆余曲折しながら「規律ある団体行動を重んじる公務員」に現在籍をおいています。(笑)

どことは言えないけれど どこだかわかる職業ですね。大変重い仕事です。

中学→高専→専門学校・・と、本人が選択した進路ではありますが、目の前の現実から逃げたり 悔んだり 様々な葛藤と向き合う日々でもありました。 私の不用意な発言や態度で本人を苦しめた事もあります。親子で経験したことのない先の見えない日々を過ごした時は、周囲に相談する余裕すらありませんでした。

まだまだ 色々な事があるでしょうが、子供たちには自分らしく生きてほしい。今はそれだけかな。

迷ったら立ち止まり、絶望しないで欲しい。決めた道から逸れることで不安になっているだけ‥‥きっとまた別の道があって、迷った事も後悔した事も決して無意味では無いって事を、親子して身を持って体験しました。

だらだら書きましたね。シリーズ化してる?(笑)高専ネタはとりあえずここまで🌟

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