高専を選択する難しさ ‥‥2

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高専中退を模索する

そこで、実際に高専2年で辞めた場合どうなるかを考えてみました。

学歴は「中卒」となる為、何とか3年まで頑張り「高等課程修了(高卒では無くあくまでも認定程度」を取った方が進学にも就職にも良いと思いましたので、とにかく本人には「頑張れ」としか言いませんでした。

けれど、辞めていく他の学生や留年者の話を積極的に調べていくうちに「果たして3年まで頑張るのが本当に子供にとって良いのか?」と思いはじめ、高専側に現在の成績の状況など正確な話を聞くことにしたのです。

‥‥‥‥。

「赤点の難しさ」

実際に、高専側に「進級基準に関し」細かく聞くと、私が思っていた程そんなに単純な話ではありませんでした。

子供が通っていた高専は、1年から3年までは仮進級制度がありました。 学年末の成績で未取得単位があった場合でも、8単位までなら次年度への進級はOKでした。

解りやすく説明すると、高専の赤点は60点以下とよく聞きますが、実は赤点にも2種類あります。

40点~59点‥‥8単位まで左の点数でも進級が可能
(仮進級しても春の追試験に合格しないとその時点で現学年の留年確定ですが‥‥)

0点~39点‥‥1つでもこの評価がついたら即留年決定

単位と言うのがわかりにくいので更に説明すると

2年生で習う数学と英語が悪かったと仮定します。 以下高専で公開されているシラバスによるとーーーーー

「数学A・3単位」
「数学B・3単位」
「英語A・3単位」とあります

数学A・Bと英語Aの3教科全部落としたら合計で9単位となり進級規定の8単位を超えてしまいますのでこの時点で「留年」確定となります。

2教科ならセーフ(6単位)となり仮進級制度を使って「仮」に進級できます。しかし、5月の試験で点数が悪ければその時点で留年確定(だから学校に来なくなる学生も居ます)です。もちろん「40点」以下の教科が1つでもあれば仮進級も認められず「留年」確定となります。

しかし、本当に厳しいのがここから先の話になります。

続く

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