高専を選択する難しさ‥‥5

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高卒認定試験を利用する場合

大学、専門学校、公務員試験や就職など進路が決まっていて受験するために高卒の証明が必要だと考えた場合はこちらを選択した方がいいかもしれません。

普通の高校生が、勉強する単位を全部履修するよりも進路に必要な単位の教科の勉強だけで済みますから時間もお金も安く済みます。ただし 、自己管理できる人でないと大変なので、家族のサポートは必要です。

1年でも高専に通っていた場合、高卒に必要な単位を何かしら得ていますので、 まずはそこの確認を高専側に確認する事が重要です。

何故なら「高卒認試験定」を何教科受験すれば良いのか確認しなくてはならないからです。

2年生まで高専にいた場合たいてい1教科か2教科で済むハズですが、この確認はシッカリ高専側にしてください。

「高卒認定試験」を受ける際には、高専発行の単位証明書の添付が必要となります。「高卒認定試験で取得した単位」と「高専で取得した単位」を合わせて文科省の基準を満たせば「高卒認定」となります。

試験は年2回しかありませんから、計画的に動かないと結構キツイスケジュールでした。

例) 高専2年の3月に退学し、翌年春に他校の同級生とタイミング合わせて進路変更したいと考えた場合

1回目の試験は受付が5月頭
‥‥‥‥試験は8月で結果は8月末
2回目の試験は受付が9月頭
‥‥‥‥試験は11月で結果は11月末~12月

公務員試験を考える場合スケジュールをよく考える必要あります。2次試験までを想定して落ちた場合まで想定して、専門学校の手続きを同時進行でこなす必要もあります。

高校への編入にしろ高卒認定にしろ「学歴」は今後響いてきますから、慎重に選び次は退学しないようにしないとなりません。

我が家は2年生の単位を取得してから退学し、不足していた社会の1教科のみ高卒認定試験を受けて公務員専門学校に入り、学歴ロンダリングをして(笑)現在公務員として働いています。 国立大学受験は別として、私立の夜間ならば受験教科も少なく授業料も国立大学並。
遅れた勉強も受験教科に絞ってやれば、短い受験勉強期間ですが合格の可能性があります。
高校編入のお金にかけるならば、高卒認定試験+塾にして進学するという事もアリなのかもしれません。

この様に高専への進学は、一般高校とは違う角度でよく考えた上で決めなければなりません。
中学の進路相談では「留年・退学者が多い」事は伝える物の、先に述べたような事まで説明は無いと思われるので15歳の年齢で決断する事は非常に難しいと振り返って思います。

万が一「違った」と気がついた時何ができるか等親子間で話し合う事などありませんでした。

塾にも事前に相談したし、学校見学など当時思いついたことは親子で考え行動してきたつもりでしたが残念な経験をしました。 けれど、もしも当時これらの事を知っていたら‥‥と、思うと悔やまれます。

知っていて受験するのと知らなかったのとでは随分違うと思うので‥‥

詳細は「高専退学のその先に‥‥3」へ
続く

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